// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第44回:記録

日程:2007年10月30日(火)午後
会場:名古屋市市政資料館・集会室
出詠者:荻原裕幸柴田和男すぎもりたかこなかはられいこ
    二村鉄子、丸山進宮川尚子、米山貴美子、渡辺葉
    (以上9名、各4句選、選句参加=春畑茜

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第45回は、11月27日(火)午後。会場は、愛知県産業貿易館本館会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0709.html でご覧いただけます。

題詠「線」

  1. 点線に沿って大人になりました/渡辺葉

    (7票 荻原、柴田、なかはら、二村、丸山、宮川、米山)

  2. 点線の身の上聞いてポトリする/丸山進

    (1票 宮川)

  3. 点線で空とつながっている僕ら/なかはられいこ

    (4票 すぎもり、丸山、米山、渡辺)

  4. 白線の内にさがって波を待つ/すぎもりたかこ

    (7票 荻原、なかはら、二村、春畑、宮川、米山、渡辺)

  5. 喜怒哀楽を抹消線が消してゆく/柴田和男

    (3票 荻原、米山、渡辺)

  6. 路線図の赤と緑を混ぜてやる/宮川尚子

    (2票 すぎもり、春畑)

  7. 物寂しいので街じゅうの線を踏む/荻原裕幸

    (7票 柴田、すぎもり、なかはら、二村、丸山、宮川、渡辺)

  8. 痕とよぶかすかに残る線がある/米山貴美子

    (7票 荻原、柴田、すぎもり、なかはら、二村、春畑、丸山)

  9. 不燃ごみ回収の日の最前線/二村鉄子

    (2票 柴田、春畑)

雑詠

  1. 眼を閉じるよりゆっくりと落ちてゆく/二村鉄子

    (3票 荻原、宮川、米山)

  2. 乗り気がないのに止まってくれるバス/柴田和男

    (1票 すぎもり)

  3. 松の木がうごきだすまで見て帰る/荻原裕幸

    (4票 柴田、すぎもり、なかはら、春畑)

  4. そんなんじゃバンドエイドも剥がせない/宮川尚子

    (4票 柴田、二村、丸山、渡辺)

  5. 体内の頃からでした隠蔽は/丸山進

    (3票 春畑、米山、渡辺)

  6. 全体が秋になるまで磨きます/渡辺葉

    (6票 荻原、なかはら、春畑、丸山、宮川、米山)

  7. 「タマ、タマ」と呼ぶ声自体がタマの声/米山貴美子

    (5票 柴田、すぎもり、なかはら、二村、宮川)

  8. あやまればあやまるほどにきしむ秋/すぎもりたかこ

    (6票 荻原、なかはら、二村、丸山、宮川、渡辺)

  9. 二の腕もすすきも月に触れたがる/なかはられいこ

    (8票 荻原、柴田、すぎもり、二村、春畑、丸山、米山 、渡辺)

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