// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第30回:記録

日程:2006年8月29日(火)午後
会場:愛知県産業貿易館本館会議室
出詠者:荻原裕幸柴田和男すぎもりたかこなかはられいこ春畑茜
    松田宏二、丸山進宮川尚子、米山貴美子
    (以上9名、各4句選、選句参加=二村鉄子)

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第31回は、9月19日(火)午後。会場は、愛知県産業貿易館本館会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0607.html でご覧いただけます。

題詠「夾竹桃」

  1. 夾竹桃咲いてしまって悔しいか/春畑茜

    (3票 丸山、宮川、米山)

  2. 夾竹桃嘘つくたびの赤い花/柴田和男

    (3票 すぎもり、二村、春畑)

  3. 夾竹桃二枚の舌の一枚に/松田宏二

    (4票 荻原、二村、春畑、丸山)

  4. 夾竹桃むかしのことに悩むなよ/すぎもりたかこ

    (2票 松田、米山)

  5. 夾竹桃って言った人から水になる/荻原裕幸

    (3票 柴田、なかはら、丸山)

  6. 夾竹桃いいわけぐらいしなさいよ/宮川尚子

    (6票 荻原、柴田、すぎもり、なかはら、二村、米山)

  7. こうみえて煩悶している夾竹桃/米山貴美子

    (6票 荻原、すぎもり、なかはら、春畑、松田、宮川)

  8. 濁流を見てから声が夾竹桃/なかはられいこ

    (5票 荻原、柴田、松田、丸山、宮川)

  9. 靖国に勝手に生えた夾竹桃/丸山進

    (8票 柴田、すぎもり、なかはら、二村、春畑、松田、宮川、米山)

雑詠

  1. 本当の嘘で固めた露の玉/松田宏二

    (2票 二村、丸山)

  2. 白線のしだいに汚れてゆく掟/米山貴美子

    (3票 すぎもり、二村、宮川)

  3. ハンカチを洗って返しそれっきり/すぎもりたかこ

    (5票 荻原、なかはら、二村、丸山、米山)

  4. 真ん中が三年前の歯形です/丸山進

    (5票 荻原、柴田、なかはら、春畑、松田)

  5. それはもう海を見に行きたい帽子/春畑茜

    (5票 すぎもり、二村、松田、宮川、米山)

  6. 墓石をさすると夏の雲が湧く/なかはられいこ

    (7票 荻原、柴田、すぎもり、春畑、丸山、宮川、米山)

  7. あちこちで夜をひっかく音がする/宮川尚子

    (5票 荻原、柴田、なかはら、春畑、丸山)

  8. デイサービスという幼稚園バスが来る/柴田和男

    (2票 春畑、松田)

  9. できたての沼から夜が逢いに来る/荻原裕幸

    (6票 柴田、すぎもり、なかはら、松田、宮川、米山)

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