// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第15回:記録

日程:2005年5月17日(火)午後
会場:愛知県産業貿易館本館会議室
出詠者:荻原裕幸、佐藤蕗子、柴田和男すぎもりたかこなかはられいこ
    二村鉄子、春畑茜、東川和子、松田宏二、丸山進、宮川尚子、
    米山貴美子、渡辺葉(以上13名、出席8名、各4句選)

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第16回は、6月21日(火)午後。会場は、名古屋YWCA会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0504.html でご覧いただけます。

題詠「山」

  1. 山彦を拾いに山に入ります/松田宏二

    (2票 佐藤、二村)

  2. もえそうな山をめくってひと眠り/宮川尚子

    (4票 すぎもり、なかはら、二村、東川)

  3. アララト山にたどり着けるかこの舟は/米山貴美子

    (1票 松田)

  4. 教科書は山川出版『詳説日本史』/二村鉄子

    ( / )

  5. 人語から鳥語生まれる山の道/すぎもりたかこ

    (3票 佐藤、春畑、丸山)

  6. キッチンの棚の辺りで山が呼ぶ/柴田和男

    (5票 荻原、なかはら、春畑、宮川、渡辺)

  7. 山の肌 剥けたところが痒くって/佐藤蕗子

    (6票 すぎもり、東川、松田、宮川、米山、渡辺)

  8. 山に睨まれてみどりを繁らせる/荻原裕幸

    (1票 東川)

  9. 山に生まれて雲が五月を走り出す/春畑茜

    (1票 米山)

  10. かきごおり山頂にある羞恥心/渡辺葉

    (7票 柴田、すぎもり、二村、松田、丸山、宮川、米山)

  11. 言い訳をしなけりゃ蝶になれた山/丸山進

    (5票 荻原、柴田、なかはら、春畑、渡辺)

  12. べつべつの山に登ったはずなのに/東川和子

    (9票 荻原、佐藤、柴田、すぎもり、なかはら、二村、丸山、米山、渡辺)

  13. ぼんやりと見ているうちに山になる/なかはられいこ

    (8票 荻原、佐藤、柴田、春畑、東川、松田、丸山、宮川)

雑詠

  1. 僕は(あの時)僕は(ほんとうは)鳩が鳴く/春畑茜

    (5票 荻原、二村、東川、松田、宮川)

  2. ままごとはおしまい花は散ったのよ/東川和子

    ( / )

  3. 初対面先ずは目をしょぼしょぼさせる/丸山進

    (3票 二村、東川、米山)

  4. ぼくの隙間に不在通知が挟まれる/なかはられいこ

    (9票 荻原、佐藤、柴田、春畑、松田、丸山、宮川、米山、渡辺)

  5. 母さんが帰ってこない朝のゆたんぽ/渡辺葉

    (3票 佐藤、すぎもり、なかはら)

  6. 喉仏出入り自由音自由/佐藤蕗子

    ( / )

  7. てっぺんでもうかえりたい観覧車/宮川尚子

    (7票 佐藤、すぎもり、二村、春畑、東川、丸山、渡辺)

  8. サンダルは赤にしました初夏だから/米山貴美子

    ( / )

  9. どっちみち撥水加工で拒絶する/すぎもりたかこ

    (5票 荻原、柴田、松田、宮川、米山)

  10. 盗み聞きしていた家具を売り払う/荻原裕幸

    (6票 佐藤、柴田、なかはら、東川、丸山、渡辺)

  11. もう会えぬ人が金魚の名付親/二村鉄子

    (6票 すぎもり、なかはら、春畑、丸山、米山、渡辺)

  12. そら色のそして水色の「そして」です/松田宏二

    (7票 荻原、柴田、すぎもり、なかはら、春畑、二村、宮川)

  13. 一日一膳 上司の背なにアカンベー/柴田和男

    (1票 松田)

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