// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第10回:記録

日程:2004年12月7日(火)午後
会場:愛知県産業貿易館本館会議室
出詠者:荻原裕幸、佐藤蕗子、柴田和男、すぎもりたかこ、なかはられいこ、二村鉄子、
    春畑茜、松田宏二、丸山進、宮川尚子、渡辺葉
    (以上11名、各4句選、欠席選句=桜里刀子)

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第11回は、1月11日(火)午後。会場は、愛知県産業貿易館本館会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0411.html でご覧いただけます。

題詠「原」

  1. 原色でおんなを泣かすピカソかな/春畑茜

    (1票 すぎもり)

  2. チョウジャバル、シロキバル 春を待つ原/宮川尚子

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  3. 雪原に母やわらかに積もりゆく/渡辺葉

    (4票 なかはら、春畑、丸山、宮川)

  4. 原画から抜け出たい日もあるドラえもん/すぎもりたかこ

    (4票 佐藤、松田、宮川、渡辺)

  5. 叩かれたモグラが寝てる草っ原/丸山進

    (1票 春畑)

  6. 草原は本にはさんでおきました/なかはられいこ

    (6票 荻原、佐藤、二村、松田、丸山、宮川)

  7. 原色の風に出された逮捕状/松田宏二

    (3票 桜里、柴田、丸山)

  8. 一病と向き合っている すすき原/佐藤蕗子

    (2票 柴田、松田)

  9. 大海原に舟こぎ出だす牛乳屋/渡辺葉

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  10. 原稿のみどりの枡に浮かぶ雲/荻原裕幸

    (3票 桜里、なかはら、春畑)

  11. 朴落葉一枚ほどの原稿料/二村鉄子

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  12. 原っぱの中心をさがしています/宮川尚子

    (3票 荻原、すぎもり、二村)

  13. 絵になる木一本借りて置く野原/柴田和男

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  14. 遺言を原稿用紙に書いてみる/すぎもりたかこ

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  15. 高原を下りると他人めく尻尾/柴田和男

    (2票 荻原、なかはら)

  16. 迷い毛虫がもこもこ行くよ枯れ野原/佐藤蕗子

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  17. 冬ぬくし河原の石の軽きこと/二村鉄子

    (1票 桜里)

  18. わたくしの原点でした霧でした/荻原裕幸

    (4票 柴田、すぎもり、なかはら、丸山)

  19. 秋葉原ぼやくあなたがついてくる/春畑茜

    (3票 すぎもり、二村、渡辺)

  20. 原っぱにパパが落ちている寒さ/松田宏二

    (2票 佐藤、渡辺)

  21. げんこつをひらくと冬の原っぱだ/なかはられいこ

    (6票 桜里、荻原、二村、春畑、松田、渡辺)

  22. 高原に春の地雷を蒔かなけりゃ/丸山進

    (3票 佐藤、柴田、宮川)

雑詠

  1. そのしっぽ蹴って蹴られて十二月/二村鉄子

    (2票 すぎもり、松田)

  2. 回転寿司「幸」も「不幸」も皿のうえ/春畑茜

    (1票 佐藤)

  3. 日に三度転がる椅子が待っている/柴田和男

    (1票 松田)

  4. 精神科の前で滑って頭打つ/丸山進

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  5. さみしいと言う口が付いている冬/荻原裕幸

    (2票 すぎもり、宮川)

  6. 吐く息と吸う息と量あってますか/松田宏二

    (5票 荻原、佐藤、二村、春畑、丸山)

  7. しんしんとプライスレスの降る聖夜/渡辺葉

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  8. あけがたの夢に出てきたけむりでしょ/なかはられいこ

    (7票 桜里、荻原、柴田、すぎもり、松田、丸山、宮川)

  9. バスタブに救出の鯉眠る夜/すぎもりたかこ

    (1票 渡辺)

  10. 移植した背のファスナーが下りません/松田宏二

    (4票 荻原、佐藤、柴田、二村)

  11. わたしたちこんなにあったかい 結露/宮川尚子

    (3票 桜里、なかはら、渡辺)

  12. 木枯らしの尻尾にリボン蝶結び/丸山進

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  13. 鳩が飛ぶ今日も鳩だと確かめて/柴田和男

    (5票 桜里、なかはら、二村、丸山、渡辺)

  14. 凧の弁慶空へあがってそれっきり/春畑茜

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  15. 芒野にひらく色盲検査表/二村鉄子

    (3票 桜里、なかはら、宮川)

  16. コンビニの袋のなかの冬の音/なかはられいこ

    (2票 荻原、春畑)

  17. 深爪が懸命に剥く夏みかん/佐藤蕗子

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  18. くすぐると3グラムずつ軽くなる/渡辺葉

    (3票 柴田、松田、宮川)

  19. 落葉踏む音がいかにも元力士/すぎもりたかこ

    (3票 柴田、二村、春畑)

  20. 錆かけの針を磨いておりますの/佐藤蕗子

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  21. 小春日を起毛してゆく声がある/宮川尚子

    (6票 佐藤、すぎもり、なかはら、春畑、丸山、渡辺)

  22. 航路から逸れて夕陽のなかにいる/荻原裕幸

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