// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第9回:記録

日程:2004年11月9日(火)午後
会場:愛知県産業貿易館本館会議室
出詠者:桜里刀子、荻原裕幸、佐藤蕗子、柴田和男なかはられいこ、二村鉄子、
    春畑茜、松田宏二、丸山進、宮川尚子、渡辺葉(以上11名、各4句選)
ゲスト選句者:枡野浩一

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第10回は、12月7日(火)午後。会場は、愛知県産業貿易館本館会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0410.html でご覧いただけます。

題詠「鉄」

  1. 倒産の鉄工所跡冬薔薇/桜里刀子

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  2. 武田来ず機能できない鉄砲隊/春畑茜

    ( / )

  3. 鉄分のくせにと言われやりました/丸山進

    (1票 枡野)

  4. ゆく秋の鉄とガラスとしゃぼん玉/二村鉄子

    (4票 桜里、荻原、春畑、宮川)

  5. 鋼鉄の仮面のうらのきなこ餅/宮川尚子

    (3票 佐藤、柴田、丸山)

  6. 鉄としてチグリス川に沈んでる/なかはられいこ

    (2票 荻原、宮川)

  7. 鉄火巻きにされると変わる非常識/柴田和男

    ( / )

  8. 銀河への鉄路の継ぎ目から悲鳴/松田宏二

    (1票 佐藤)

  9. 恋人に鉄のエプロン買って帰るの/渡辺葉

    (1票 松田)

  10. 五右衛門を煮た鉄釜に横たわる/佐藤蕗子

    ( / )

  11. 校庭に日のちりちりと蘇鉄咲く/二村鉄子

    (1票 渡辺)

  12. 鉄分をおぎなうときの音がする/荻原裕幸

    (6票 枡野、桜里、柴田、なかはら、春畑、渡辺)

  13. ぱしぱしと子どもの鉄を落としてる/渡辺葉

    (6票 枡野、荻原、佐藤、なかはら、松田、丸山)

  14. 鉄の弦錆びし少年のぬけがら/松田宏二

    ( / )

  15. 進軍の最後尾には鉄屑屋/柴田和男

    (2票 二村、渡辺)

  16. あ、風が 地下鉄3番出口より/宮川尚子

    (1票 桜里)

  17. 父さんによってたかって渡す鉄/なかはられいこ

    (6票 荻原、佐藤、柴田、春畑、松田、丸山)

  18. 母にないしょ有刺鉄線といっしょなの/丸山進

    (3票 枡野、柴田、松田)

  19. 名人がつくった鉄のさくらんぼ/佐藤蕗子

    (1票 二村)

  20. 死んじゃだめ 銀河鉄道乗る約束は?/桜里刀子

    ( / )

  21. 名鉄のさみしい赤をおもいだす/荻原裕幸

    (6票 桜里、なかはら、二村、春畑、宮川、渡辺)

  22. 鉄鍋にヒロシがぼやく声がする/春畑茜

    (4票 なかはら、二村、丸山、宮川)

雑詠

  1. わが半生 斑もようと暮らしてる/渡辺葉

    ( / )

  2. 私の夫貴女の夫すれ違う/佐藤蕗子

    (1票 桜里)

  3. シュークリーム投げても投げても空に浮く/二村鉄子

    (3票 桜里、松田、宮川)

  4. 存在はマナーモードにしてください/渡辺葉

    (5票 桜里、柴田、なかはら、春畑、松田)

  5. 四季桜 狂い咲きではありません/桜里刀子

    ( / )

  6. 眉をひき右半分をさしあげる/宮川尚子

    (3票 荻原、佐藤、渡辺)

  7. コスモスになればなったでややこしい/なかはられいこ

    (7票 枡野、荻原、春畑、松田、丸山、宮川、渡辺)

  8. 影がない年齢詐称した日から/柴田和男

    ( / )

  9. 産めなくなってミケが見ている秋の雲/春畑茜

    (1票 松田)

  10. 人危む水はまろみを失わず/松田宏二

    ( / )

  11. みそかつもメジャーリーグを狙ってる/丸山進

    (1票 佐藤)

  12. 自販機が怒りはじめるまで迷う/荻原裕幸

    (4票 佐藤、柴田、なかはら、丸山)

  13. またたけど文字の読めない碧の眼/二村鉄子

    ( / )

  14. 花園にいて仁丹を噛んでいる/佐藤蕗子

    (5票 枡野、荻原、なかはら、二村、丸山)

  15. きょうの空まだ見てないし裸足だし/なかはられいこ

    (3票 枡野、柴田、宮川)

  16. 邯鄲の夢詰めてますポリ袋/松田宏二

    (1票 春畑)

  17. 夕焼けにいつもの道が青ざめる/柴田和男

    (2票 桜里、二村)

  18. 5でわって2あまる組の人はここ/宮川尚子

    (1票 二村)

  19. 後朝の眼には昨夜の二人の形/桜里刀子

    ( / )

  20. 手に負えぬ泣き癖のある食器棚/荻原裕幸

    (3票 二村、春畑、渡辺)

  21. ニセ札の諭吉のほうが男前/春畑茜

    (3票 枡野、柴田、丸山)

  22. 紅葉の具合を見せに皮膚科まで/丸山進

    (5票 荻原、佐藤、なかはら、宮川、渡辺)

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