// 火曜日にはねじをまく //

ねじまき句会
第7回:記録

日程:2004年9月7日(火)午後
会場:愛知県産業貿易館本館会議室
出詠者:荻原裕幸、佐藤蕗子、柴田和男なかはられいこ、二村典子、春畑茜、丸山進、宮川尚子、渡辺葉

・ねじまき句会は、毎月一回、名古屋で開催される川柳の句会です。
・事前に提出した詠草を当日無記名で選句して作品批評をおこないます。
・第8回は、10月12日(火)午後。会場は、愛知県産業貿易館本館会議室(→地図)。
・参加希望の方は、nakahara@r.email.ne.jp(なかはられいこ)宛メールでご連絡下さい。
・参加資格はありません。参加にあたり川柳をはじめて書くということでも構いません。
・参加費用(会場費&お茶代&お菓子代)は一人1000円です。
・前回の記録は http://www.sweetswan.com/nejimaki/0408.html でご覧いただけます。

題詠「川」

  1. さりげなく真昼の川に責められる/佐藤蕗子

    (3票 荻原、柴田、宮川)

  2. 生まれなかった言葉たち抱え 川/宮川尚子

    (1票 佐藤)

  3. 川口が救う日本の崖っぷち/春畑茜

    ( / )

  4. 古時計分解すれば川に出る/柴田和男

    (1票 二村)

  5. そこはかとなくなまめいた川である/荻原裕幸

    ( / )

  6. 川ばかり見ている母になりたくて/渡辺葉

    (5票 荻原、なかはら、二村、春畑、丸山)

  7. はつあきのあなたが川になるまで見てる/なかはられいこ

    (1票 渡辺)

  8. 抱かれたいもののトップは天の川/丸山進

    (1票 なかはら)

  9. ゆたゆたと流れる川の下心/宮川尚子

    (3票 柴田、春畑、丸山)

  10. 満たされる正しい川は蛇行する/柴田和男

    (1票 宮川)

  11. 腹這えばいつもどこかで川の音/二村典子

    (2票 荻原、佐藤)

  12. 川底で静かに老ける三輪車/丸山進

    (4票 佐藤、二村、春畑、渡辺)

  13. 川渡る力ぐらいは ねぇ と言う/佐藤蕗子

    (1票 宮川)

  14. 弱酸性の川であそんでいらっしゃい/渡辺葉

    (3票 柴田、なかはら、丸山)

  15. 遡る川足の爪尖らせて/二村典子

    (1票 宮川)

  16. さびしいか谷川岳をめざす亀/春畑茜

    ( / )

  17. 川底にさわって留守をたしかめる/荻原裕幸

    (5票 柴田、なかはら、二村、丸山、渡辺)

  18. 川の名を交互に唱えながら、秋/なかはられいこ

    (4票 荻原、佐藤、春畑、渡辺)

雑詠

  1. 最初はグー神様だって驚いた/柴田和男

    (1票 二村)

  2. 深呼吸して成人の釦押す/丸山進

    (2票 佐藤、宮川)

  3. 豚まんを抱いてよぎる本能寺/春畑茜

    ( / )

  4. 上弦の月にお団子盛ってやる/佐藤蕗子

    ( / )

  5. 接吻の凸凹にいる生命体/渡辺葉

    (5票 荻原、佐藤、なかはら、丸山、宮川)

  6. いちのみや雲を踏んだらえちおぴあ/荻原裕幸

    (5票 なかはら、二村、春畑、丸山、渡辺)

  7. 雷鳴にあたためられる眠り姫/宮川尚子

    ( / )

  8. よく見えないけれどこの眼鏡よい眼鏡/二村典子

    ( / )

  9. バンパーがちょっとへこんだだけの午後/なかはられいこ

    (4票 荻原、二村、春畑、丸山)

  10. いちじくの愛を感じるくすり指/渡辺葉

    (2票 佐藤、柴田)

  11. モザイクが消えぬメガネを買わされた/丸山進

    (1票 二村)

  12. クコの実が夕焼け色の嘘をつく/宮川尚子

    (1票 柴田)

  13. 笑い声の紐はずされてEメール/柴田和男

    (1票 荻原)

  14. レモン果汁4%のニュースです/なかはられいこ

    (4票 佐藤、春畑、丸山、宮川)

  15. 落花生匂う人から道聞かれ/佐藤蕗子

    (2票 荻原、渡辺)

  16. 声がすこし窓の外へと傾斜する/荻原裕幸

    (5票 柴田、なかはら、春畑、宮川、渡辺)

  17. ゆく夏にすれちがえない橋かけた/二村典子

    (2票 柴田、なかはら)

  18. 夕餐や先ず星条旗ひっこ抜き/春畑茜

    (1票 渡辺)

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